胃癌を早期発見するために

身体に異変を感じたら早めに受診を!

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胃癌はリンパ節転移や他臓器への転移が「ある」か「ない」かで予後が大きく左右されます

しかし、胃癌は初期の段階では自覚症状に乏しく、身体の異常を自覚してしばらく時間が経過してから検査を受けた時には既に転移してしまっていることも少なくありません。

従いまして、<胃癌の初期症状・自覚症状>のページを参考にご自身の身体に異変を感じたらできる限り早めにお近くの医療機関を受診されることをお勧めします。

胃癌の検査-問診

問診では食べ物の通過障害がないか、嘔吐や食欲不振、体重減少、腹部膨満感がないか、貧血症状がないか、などを問診で確認します。また、既往歴や家族歴、お酒やたばこなどについても確認します。

胃癌の検査-視診

視診では、まぶたの裏側の色によって貧血が疑われることがあります。眼球結膜(白眼の部分)や皮膚の色が黄色であれば黄疸が、皮膚に浮腫(むくみ)があれば肝硬変や心不全を疑うことがあります。

また腹部の輪郭を見ることでさまざまな可能性を判断します。

胃癌の検査-触診

触診では腹部の圧痛、しこりの有無、首のリンパ節や腋窩リンパ節(わきの下のリンパ節)、鼠経部リンパ節(ももの付け根のリンパ節)などに腫れがないか、ぐりぐりがないか調べます。

スキルス胃がんでは上腹部に硬い腫瘤として触知できることがあります。腫瘤の大きさや可動性を評価し、可動性がない場合には周辺臓器への浸潤が疑われます。

胃がんの腹膜転移で腸閉塞をきたしたり、腹水が貯留した場合に腹部のふくらみ(腹部膨隆)をみることがあります。

直腸指診により腹膜転移や骨盤内にがんが広がっていないか調べます。具体的には医師は指手袋をつけた人差し指を肛門から直腸内に挿入して直腸内の異常の有無を調べます。

胃癌の検査-血清ペプシノゲン検査

血清ペプシノゲン検査は胃癌ができやすい人を発見する血液検査です。

血液中のペプシノゲン濃度を測ることによって、胃粘膜の萎縮度を調べることができます。萎縮が進んだ胃の粘膜からは胃がんが発生しやすいため、血清ペプシノゲン検査で陽性と判定された場合にはさらに詳しい検査を受けることをおすすめします。

胃癌の検査-ヘリコバクター・ピロリ菌抗体検査

ヘリコバクター・ピロリ菌抗体検査は胃癌の原因となるピロリ菌に感染しているかどうかを調べることができます。※胃がんになっているかを調べる検査ではありません。

40歳以上の約80%の方はピロリ菌に感染しているといわれています。ピロリ菌に感染したすべての方が胃がんになるわけではありませんが厚生労働省の研究班が行った追跡調査によると、ピロリ菌感染者の胃がんリスクは陰性の方の5.1倍でした。

日本では2000年11月より胃十二指腸潰瘍の人でピロリ感染が認められた患者様に除菌療法が保険で認められるようになりました。 抗生物質の効かない耐性菌も存在するため除菌率は80-90%ほどです。

当院では胃癌と診断されてもQOL(生活の質)を維持していくためには体力を付け、免疫を整えていく事が大切だと考えています。
 
当院では患者さんやご家族・ご親戚・ご友人など皆様の笑顔が戻るように最大の努力を惜しむことなく相談・診察にあたります。

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