再発・遠隔転移について

再発について(PSA再発とは)

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術後、目に見えないがん細胞の取り残しがまた腫瘍を形成したものを再発といいます。
前立腺がんでは腫瘍を確認せずとも、PSA値の上昇があったときに再発と見なし、これをPSA再発といいます。

外科手術後はPSA…0.2ug
放射線治療後はPSA…1.0ug
これを超えるときPSA再発とする病院が多いようですが、統一された基準ではありません。

PSA再発と言われてもすぐに症状が出るわけではありません。
またすぐに積極的な治療を始めるとも限りません。

再燃とは

再燃は内分泌療法(ホルモン療法)などでがんの増殖を抑えていたが、がんが再び勢いを増しきた状況です。
どんなに良い内分泌療法(ホルモン療法)でもがんを消し去ることはなく、また数年すると効果が出なくなってしまうため、再燃が起こります。
内分泌療法(ホルモン療法)無効となってからの再燃に対してはあまり有効な治療がありません。

再燃するまでの時間を延ばすために、抗アンドロゲン剤中止療法や抗アンドロゲン剤交代療法が考案されています。

抗がん剤(抗癌剤)のドセタキセル(商品名:タキソテール)が前立腺がん患者の生存期間を少し延ばしたましたが、延長期間は数ヶ月にとどまります。
ドセタキセルは強力な薬剤ですから、生存期間が延びても多くの方は副作用に悩まされることになります。

遠隔転移について

原発部位から離れた場所に新たな腫瘍ができるものを遠隔転移と言います。転移したがんは遠くであっても前立腺がんの性質をもっており、内分泌療法(ホルモン療法)の効果があります。
もちろんすでに内分泌療法(ホルモン療法)を使い続けて反応が悪くなっている場合はその限りではありません。
前立腺がんは骨に転移しやすい性質を持っています。
骨に転移してしまうと治療が難しくなってしまいます。

 

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