膵臓癌の初期症状

早期膵臓癌では自覚症状はほとんどありません

膵臓癌は早い段階では特徴的な自覚症状はありません。

比較的早期から現れる症状としてはみぞおちや胃のあたりの不定愁訴(不快感)や、何となく食欲が減退したなどはっきりしないものが多く、膵臓癌だけに見られる症状ではありませんし、身体の真ん中にある臓器であるため一般的な検査をしてもがんが見つかることは稀です。

膵臓がんが進行した時の症状

膵臓癌が進行すると、体重の急激な減少背中の痛み腹部の腫れみぞおちの辺りの痛みが出てくることがあります。また、便通異常(下痢や便秘)が続くこともあります。

膵臓癌の方が受診された理由は、胃のあたりや背中・腰が何となく重苦しいとか、お腹の調子が何となく悪い、食欲がなくなった、体重が減少したなどはっきりとしない、漫然とした症状が多いようです。

また、糖尿病発症や糖尿病治療中の急な症状悪化が診断のきっかけになることも多いので、これらの症状が出た時は注意が必要です。

さらに膵臓癌が進行して癌性腹膜炎を起こした場合には腹水を呈することもあります。

膵臓癌のおよそ60%は膵頭部にできます。膵頭部には胆管が通っておりがんによって胆管が狭く圧迫されると胆汁の流れが悪くなるため黄疸が生じやすくなります。

膵頭部がんは黄疸症状で気が付くことが多いといえます。黄疸によって白目や手足などが黄色くなったり身体のかゆみや尿の色が濃くなったり、胆汁が十二指腸に流れなくなるため便が白くなります。

膵臓癌になると食欲不振や体重の減少がしばしば起こりますが、これらの症状は、食物が分解され、吸収されて栄養となるのに必要な消化酵素を含んだ膵液が出せなくなることで消化不良を起こすためにでる症状です。

膵臓癌による背中や腹部の痛みは、がんが周囲の神経に浸潤した場合や、膵臓に炎症が起きた場合、肝臓が腫れる場合などに起こります。

膵臓は血糖をコントロールするホルモンを分泌しているため、膵臓がんになると血糖値のコントロールができなくなり急に糖尿病になったり、すでに糖尿病であった人は状態が急に悪化することがあります。血糖値のコントロールができなくなったことから膵臓がんが発見されることもあります。

がんが大きくなって胃や十二指腸に浸潤したばあい、その部分が出血するために吐血や下血が起こることもあります。また食物の通りが悪くなることもあります。

このほかにも全身倦怠感、悪心・嘔吐などの症状が現れることもあります。

膵臓癌を疑い時間をすごすより早期の医療機関受診を!

特に急激な体重減少や黄疸症状、腹部痛や背部痛が続く場合、病気ではないかと常に考えている状況は、ストレスが発生し、病気の原因となりやすいため、異常に気が付いたときには放っておかず、できるだけ早く医療機関を受診することをお勧めいたします。

膵臓癌は、通常の腹部超音波検査やCT検査など一般的な検査(※膵臓がんの検査参照)では発見されにくいため、医療機関を受診し、しばらく治療を行っても経過が思わしくないときには、できるだけ早めに症状が改善しないことを伝え、検査体性の充実している大きな病院などを紹介してもらうという積極性も大切になってまいります。

特に慢性膵炎や家族の中に膵臓癌が多く発生している方(膵癌の家族歴がある方)は定期的に腹部超音波あるいは、CT検査、血液検査(腫瘍マーカー)を行うことをお勧めします。

また、進行膵臓癌が疑われる場合でも、「確定診断が怖い」「手術をしたくない」「治らないから」「仕事が休めない」などの理由により医療機関緒受診をためらうかたもいらっしゃるようですが、受診するのに遅すぎるということはありません。適切な診断を受け、治療を行うことは患者様の利益につながりますので、受診を強くお勧めいたします。

当院では膵臓癌と診断されてもQOL(生活の質)を維持していくためには体力を付け、免疫を整えていく事が大切だと考えています。
 
患者さんやご家族・ご親戚・ご友人など皆様の笑顔が戻るように最大の努力を惜しむことなく相談・診察にあたります。

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