乳癌の組織・細胞検査

細胞診検査と針生検は、患者さんの乳房から採取した細胞や組織を顕微鏡で観察して、がん細胞を直接確認する検査方法です。

乳癌の検査-穿刺(せんし)吸引細胞診(FNA)

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穿刺吸引細胞診は乳癌の確定診断を行うための検査で、非常に細い注射針を皮膚の上から刺して、病巣部の細胞を吸引し、細胞が癌か良性かを顕微鏡で調べる方法です。

直接細胞を採取する検査の中ではもっとも患者さんの負担が少なく、簡単な方法です。

十分な細胞を取ることが出来ればかなりの確度で診断がつきますが、十分に細胞を採取できなかった場合乳癌の組織型を推定するのは困難になるため、正しく判定できる割合は80%から90%程度になります。

そこで、細胞がうまくとれない場合には、少し太い針を刺してしこりの組織を採取し顕微鏡で調べる針生検(組織診)が行われます。

乳癌の検査-組織診

組織診とは、しこりの一部または全部を採取して顕微鏡で観察し病気を診断するものです。細胞診と異なりがんによって変化した組織の構造や周囲の細胞との関係を観察することで、より正確な可能となります。

組織診(針生検や外科生検)は視診・触診・マンモグラフィー・超音波、穿刺吸引細胞診を十分に行った後に行うけんさになります。

乳がんの組織診-針生検法(CNB)

針生検法(CNB)は細胞診よりもやや太めの針を刺し組織の一部を取り出して行う検査方法で、通常はマンモグラフィーや超音波検査と組み合わせて採取部分を確認しながら検査が行われます。

針生検法による組織診は正しく判定できる割合(正診率)が高く、侵襲が少なく、簡便であるため多くの施設で行われています。採取する組織が小さいことなどにより正診率は100%とはなりません。

乳がんの組織診-外科生検

外科生検では手術で乳房を切開してしこりの一部を摘出し顕微鏡で組織を観察して、最終的な診断をします。正診率はほぼ100%となります。

乳癌が確定された場合には転移の有無について骨や脳、肝臓、肺、リンパ節などの検査を必要に応じて行います。

乳癌の病理学的組織分類

乳癌は浸潤癌が約80%と最も多く、非浸潤癌が約9%、特殊型が約9%、Paget病が約0.5%程度です。
特殊型には浸潤性小葉癌、粘液癌、アポクリン癌、浸潤性小乳頭上癌、髄様癌、扁平上皮癌、管状癌、分泌癌、腺様嚢胞癌などがあります。


 
乳癌と診断されてもQOL(生活の質)を維持していくためには体力を付け、免疫を整えていく事が大切だと考えています。
 

当院では患者さんやご家族・ご親戚・ご友人など皆様の笑顔あふれる毎日を過ごしていただける事を目標に相談・診察にあたります。

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