乳癌の統計と分類

乳癌の統計

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乳癌にかかる日本人女性は年々増えており、1994年には胃がんを抜いて女性のがんの中で最も発症率が高いがんになりました。2006年の乳癌罹患数は約5万4千人、2011年には72472人になりました。現在はさらに増えているでしょう。死亡者数は2010年で約1万2千人、2013年には13148人になりました。
※参考:がん診療レジデントマニュアル(第4版、第7版)

一生のうちで乳癌になる人の割合(生涯疾患率)は約5~6%と推定され、日本人女性の15人~20人に一人が乳癌になるという計算になります。そしてこの割合は今後も増加していく可能性があります。

因みにアメリカでは女性の8人に一人が乳癌にかかるという統計がありますが、1990年以降、乳癌の死亡率は徐々に減少しつつあります。これは食生活を含めたライフスタイルの変化やマンモグラフィーの普及による早期発見が大きく寄与しているといわれています。

一方、欧米諸国と比較して日本人には乳癌が少ないとされてきましたが、最近の傾向として乳癌にかかる人は年々増加していますので、今後はさらに乳癌になる可能性が高くなると予想されています。

乳癌の分類

女性の乳房には母乳を作る乳腺があります。乳腺は乳汁を作る乳腺房を含む小葉と、乳汁が通る乳管からなります。

乳癌のほとんど(約90%)は乳管の上皮組織から発生する乳管がんです。

残りの約5%が乳腺房組織から発生する小葉がんで、他に粘液がんや髄様がんなどに分類されます。

乳癌のうち、乳管や小葉の中にとどまっている間は、転移がありませんので予後は良好です。しかし、周囲のリンパ管や血管にがん細胞が入り込んだ浸潤性のがんでは予後が悪くなります。

特に炎症性乳がんという乳癌は予後が悪いと考えられています。

炎症性乳がんは、腫瘍のある乳房の皮膚が赤くむくんだようになり、皮膚が熱く熱を帯び、乳腺が炎症を起こしているように見えます。

乳癌の大きさが5mmから1cm位の大きさになると触った際に「しこり」として触れるようになってくるため自分でも発見できる場合があります。

乳癌発見には普段からの心がけが有効です

日ごろから注意をしておくことで乳癌が進行がんになる前に発見ができる可能性が高まります。定期的に自分の乳房を触って自分自身の正常な乳房を把握しておくことと、異常に気づいたら、自分で判断するのではなく、必ず検査を受けに行くようにしてください。


 
乳癌と診断されてもQOL(生活の質)を維持していくためには体力を付け、免疫を整えていく事が大切だと考えています。
 

当院では患者さんやご家族・ご親戚・ご友人など皆様の笑顔あふれる毎日を過ごしていただける事を目標に相談・診察にあたります。

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