乳癌でもQOL(生活の質)を維持するために

乳癌治療の第一歩は正しい現状把握から

このページをご覧頂いているのは、乳がんと診断された患者様や、ご家族・ご親戚・ご友人など大切な方が乳がんと診断された方だと思います。

これから乳癌の治療を受ける方や現在治療中の方や一通り乳癌治療を行ったが再発や転移が不安だという方もいらっしゃるかもしれません。

進行乳癌のため手術適応とならない方や、手術後に放射線治療やホルモン療法、抗がん剤の治療など積極的治療を行ってきたが、治療の甲斐なく乳がんの病状進行を抑えることができず医師から辛い宣告をされた方もいらっしゃることでしょう。

乳癌治療においては、主に外科的手術放射線療法化学療法(抗がん剤等)、ホルモン療法などの治療が柱となります。

最近は早期の乳がんに対して乳房温存療法(乳房温存手術と手術後の温存乳房への放射線照射)が選択されることが多くなりました。

乳房温存療法は再発率を高めることなく美容的にも優れた治療法ですが、放射線療法の副作用が問題になることがありますし、また残念なことに早期乳がんで温存療法後に再発されてしまう方もいらっしゃいます。

胸筋温存乳房切除術(乳房全摘手術)後には化学療法(抗がん剤等)やホルモン療法、放射線療法などが行われますが、やはり治療による副作用で辛い思いをされている方が多く見受けられます。

また、放射線治療や抗がん剤の治療を受けたからといって100%再発を防げるというものでもありません。

「統計的に数%再発のリスクが低くなる」ということですから、副作用が強いためQOLが著しく低下してしまうようでしたら抗がん剤治療を中断したほうが患者さんの不利益が少なくなるということも十分に考慮する必要があります。
※治療継続の判断は必ず担当医師にご相談下さい。

乳癌が再発・転移した時の治療

手術後に再発・転移した乳癌の治療は抗がん剤の治療が中心となりますが、再発・転移した乳がんの治療では十分な効果が得られないことも珍しくありません。

初診時に肝臓や肺、骨や脳などに転移を有する進行乳がんと診断された場合は手術適応とはなりません。この場合も抗がん剤治療が中心となりますが、やはり長期にわたり病状進行を抑えていくことは難しいのが現実です。

再発を心配するあまり精神的に不安定になったり、副作用で辛い思いをしたり、あるいは病状悪化を十分に抑えることができずに苦しまれている方は本当に多く見受けられます。

早期乳癌がんの再発・転移を防ぎ、進行乳癌でも充実した人生を過ごすために

乳癌の治療は手術でがん細胞を取り除いたら終わりではありません。放射線療法や化学療法(抗がん剤)で叩けば簡単に乳癌が治るわけでもありません。

根本的に乳癌を克服する、あるいは克服できなくとも乳癌との共存を目指すには、乳癌になってしまった原因が何かを考え、患者様の生活習慣や考え方なども見つめなおし、乳癌が再発しにくい体内環境を作ることが大切だと思います。さらには治療中、治療後の生活の質を保ち精神的にも肉体的にも安定した豊かな人生・満足度の高い人生にすることがとても大切ではないかと思います。

大学病院やがんセンターなど癌拠点病院でたとえ「治療法は無い」と告知をされてしまっても、できることはありますし、生活の質を保つ、あるいは向上させる術はあるかもしれません。

現在の治療効果が十分あり、生活の質にも満足していて、今後の不安もまったく無いのであればとてもすばらしいことだと思います。

しかし、少しでも悩まれているようであれば闇雲に治療を受け続けるのではなく、治療を補完するいろいろな方法・考え方があるということを知ることは、今後の闘病生活に役立てるものと思います。

乳癌の治療に際し、まず当HPで乳癌に関する情報を知っていただき、これからの治療に役立てていただければと思います。

当院では乳癌と診断されてもQOL(生活の質)を維持していくためには体力を付け、免疫を整えていく事が大切だと考えています。
 
当院では患者さんやご家族・ご親戚・ご友人など皆様の笑顔が戻るように最大の努力を惜しむことなく相談・診察にあたります。

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乳癌情報目次

  1. 乳癌のステージ、手術、治療、転移-QOLを維持するために
    今ご覧いただいているこのページです
  2. 乳癌の統計や乳がんの組織分類について
    乳癌の統計や乳がんの組織分類について
  3. 乳癌発症の危険因子について
    乳癌発症の危険因子について
  4. 乳癌の初期症状・自己検診
    乳癌の初期症状や進行した時の症状について。自己検診法の紹介。
  5. 乳癌の検査ー視触診、画像検査
    乳癌視診・触診やマンモグラフィー、その他画像検査について
  6. 乳がんの検査ー組織診・細胞診(生検)
    乳癌の穿刺吸引細胞診、針生検、外科生検について
  7. 乳がんの腫瘍マーカー
    乳癌の腫瘍マーカー(CA15-3やCEA、NCC-ST-439など)について
  8. 乳癌ステージと生存率・余命
    乳癌TNM分類による乳がんの進行度(ステージ)と5年生存率について
  9. 乳がんの温存手術と全摘手術
    乳房温存療法や胸筋温存乳房切除術、腋窩リンパ節郭清、センチネルリンパ節生検について
  10. 乳がんの放射線治療・ガンマナイフ
    乳房温存手術後や乳房全摘手術後、その他放射線療法について
  11. ホルモン療法
    乳がんのホルモン療法(閉経前ホルモン剤、閉経後ホルモン剤)について
  12. 抗がん剤治療
    乳癌治療で使われる抗がん剤の種類や抗がん剤の副作用、効果判定基準について
  13. 乳がんが再発・遠隔転移した時の治療
    乳癌の局所再発、遠隔転移(肺、肝臓、骨、脳など)について
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  • 乳癌の初期症状・自己検診方法について【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌の視触診、画像検査【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌の組織診・細胞診(生検)【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌の腫瘍マーカーについて【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌のステージ(進行病期)と生存率・余命【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌の温存手術と全摘手術【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌の放射線治療・術後補助放射線療法【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌のホルモン療法(内分泌療法)【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌の抗がん剤治療(化学療法)【国分寺鈴木医院】
  • 乳癌の再発・遠隔転移-進行乳癌のQOL維持【国分寺鈴木医院】