胆管癌の進行度(ステージ)

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胆管癌の病期分類として、わが国では日本胆道外科研究会の「胆道癌取扱い規約」と国際的なTNM分類に基づく分類とが多く用いられており、それぞれ若干の違いがあります。いずれもがんの深達度(がんの深さ)と転移の状況で進行度は決まります。

胆道癌取扱い規約(第5版)

胆管癌の進行度(ステージ)の表

胆管がん進行度 胆道癌取扱い規約(第5版)

ステージI
癌が粘膜や筋層にとどまるもの。
ステージII
癌が筋層を超えるが壁内にとどまっているもの、もしくは筋層までにとどまるが近傍のリンパ節に転移があるもの。
ステージIII
癌が胆嚢外へ露出するもの、もしくは壁内にとどまるがやや遠方のリンパ節まで転移があるもの。
ステージIVa
隣接臓器に直接浸潤するもの、もしくは大動脈周囲リンパ節など遠方のリンパ節に転移が及ぶもの。
ステージIVb
遠隔臓器へ転移するもの。

UICC TNM分類第6版

  1. 原発巣(深達度・大きさ):T因子
  2. リンパ節転移の有無:N因子
  3. その他の転移(遠隔転移)の有無:M因子

原発巣(深達度・大きさ):T因子

胆管癌がどの程度の深さまで達しているかにより分類されます。

胆管癌原発巣の大きさ:T因子

TX
原発腫瘍の評価が不可能
T0
原発腫瘍を認めない
Tis
がん(癌)が上皮内にとどまる
T1
がん(癌)が胆管壁に限局する
T2
がん(癌)は胆管壁を超えて浸潤する
T3
がん(癌)は肝臓、胆嚢、膵臓、および/または門脈または肝動脈の片側の支流(右または左)に浸潤する
T4
がん(癌)が門脈本幹または両側の支流、総肝動脈、または他の隣接臓器(結腸、胃、十二指腸、腹壁)のいずれかに浸潤する

リンパ節転移の有無:N因子

胆管癌をリンパ節転移の有無により分類します。

胆管がん(胆管癌)リンパ節転移の有無:N因子

NX
所属リンパ節転移の評価が不可能
N0
所属リンパ節転移ない場合
N1
所属リンパ節転移がある場合

その他の転移(遠隔転移)の有無

胆管癌を肝臓転移や肺転移、骨転移、腹膜播種など遠隔転移の有無により分類します。

胆管癌遠隔転移の有無:M因子

MX
遠隔転移の評価が不可能
M0
遠隔転移なし
M1
肝臓、腹膜、肺、遠隔リンパ節などの遠隔転移がある

胆管癌の進行度(ステージ)の表

深達度、リンパ節転移の有無、遠隔転移、の項目ごとに該当する進行の程度をもとめ、そのうちで最も高いものをもってがんの病期(ステージ)とします。

胆管がん進行度 UICC TNM分類第6版

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胆管癌は進行度によって治療法は異なります

胆管癌の治療はがんの進行度によって異なってきます。そのため担当医師から進行度について正しい説明を受けることが大切です。

胆管癌の予後

胆管癌の1年生存率・3年生存率・5年生存率

■全国胆道癌登録調査報告による治療法別の生存率

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上の表は、全国胆道癌登録調査報告による胆管癌の全切除術後および非切除例の1年生存率・3年生存率・5年生存率を表したものです。

この表をご覧に頂きますと胆管癌治療の非常に厳しい現実をご理解いただけると思います。

1年生存率とは、1年間再発しないということではなく、衰弱しても生存していればカウントされる数値で(状態はともかく)治療開始から1年後に生存している人の割合です。

手術ができた場合きれいに癌を切除ができても1年生存率はわずかに70%、3年生存率は37%、5年生存率は26%に下がります。

手術ができなかった場合には1年生存率がわずか22%、3年生存率は3%、5年生存率はわずか1%にしか過ぎないのが胆管癌なのです。

また手術による死亡も数%~10%と多いのも特徴です。死亡率は20人に1人~場合によっては10人に1人という効率ですから、手術を受ける前にしっかりとリスクについて確認しておく必要があります。

特に肝門部胆管がん、上部胆管がんは手術が難しくなります。

胆管癌治療の成績が良い成績だと考える人は少ないでしょう。

現状では胆管がんが発見された時点で肝臓転移や肺転移など遠隔転移が見つかる人が半数にのぼります。これらの人は診断を受けた時点で手術を行えないことがほとんどであるため、何も治療をする前から余命3ヶ月、半年などと宣告を受けてしまう方も珍しくないほど胆管癌の治療は困難なものなのです。

胆管癌手術後の予後を改善するために

胆管癌の手術は技術的にも難しく、また早期の胆管癌でも再発率が高いことはご理解いただけたかと思います。

当院では胆管癌術後の予後を改善するために積極的に代替医療を取り入れることをお勧めしています。詳しくは胆管癌の無料相談をご利用ください。

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