ビデオポーカー

ビデオポーカー, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=96598 / CC BY SA 3.0

#カジノゲーム
#ポーカー
#メダルゲーム
ビデオポーカー(Video Poker)は、ビデオモニターに表示されたトランプでポーカーの役を作るゲームで、ギャンブルを目的とする広義のスロットマシンの一種である。
基本的には偶然の結果によるチャンスゲーム(game of chance)だが、適正な戦略が存在し、機種や設定によってはプレイヤーの技量次第で期待値が100%に迫るか、または越えるものもあるため、プロプレイヤーが存在するとも言われている。
日本では、メダルゲームの1ジャンルとしての地位を確立している。
風俗第五号営業として運営されるので、借りたメダルを利用して賭けを行う事ができるが、獲得したメダルを景品等の有価物と交換することは出来ない。
ビデオポーカーにはルールのバリエーションが多数存在するが、殆どのゲームの手順はほぼ同一である。
以下は、一般的なビデオポーカーのプレイ手順である。
賭け金を投入し、「DEAL」ボタンを押下すると、5枚のカードが表向きに表示される。
残しておきたいカードを、それに対応する「HOLD」ボタンを押下して指定する。
「DRAW」ボタンを押下すると、手順2で「HOLD」ボタンで指定しなかったカードが消え、その場所に新たなカードが表示される。
最終的に画面に表示された5枚のカードで、所定の役ができていれば、役のランクに応じた配当を受ける。
ウィキペディア英語版の「List of video poker games」には、2007年2月現在で55種類のゲームが挙げられているが、このリストには、記載もれか、もしくは意図的に記載していないと思われるケースが散見され、全ての機種を網羅しているとは言えない。
しかし、たいていのカジノで見ることができるほど広く普及している機種は限られており、以下はそのような機種の例である。
ワイルドカードを含むゲームでは、ロイヤルフラッシュの扱いに様々な方法が用いられる。
ワイルドカードを含んだエースハイストレートフラッシュをロイヤルフラッシュとして認めるゲームもあれば、ただのストレートフラッシュとしてしか認めないゲームもあり(この場合、配当表には「ROYAL FLUSH W/O JOKER」と表記されると共に画面に「ROYAL FLASH W/ JOKER REGARDS AS STRAIGHT FLASH」と明記される)、中にはロイヤルフラッシュとストレートフラッシュの間の特殊な役(この場合、「ROYAL FLUSH W/ JOKER」と表記される)とするものもある。
ペイアウトテーブルに従って、正しい戦略は常に一意に決定されるが、その戦略は往々にして複雑なものとなる。
ここでは、JACKS OR BETTERにおける指針を述べるにとどめる。
パーフェクトストラテジ、セミパーフェクトストラテジ(若干の控除率を犠牲にして、覚えやすさとプレイアビリティを優先したもの)などが数十ドル程度で市販されている。
また、いくつかの基本戦略はWeb上で無料で公開されている。
反復練習による速度の向上と精度が重要なため、いくつかの練習用ソフトが市販されている。
現在、日本国内において稼働しているビデオポーカーマシンには、本来のカジノ向け機器とは異なる、「先に結論を決めておいてから、それに当てはまるようなカードを現出させる」ものが存在する。
これは、日本のメダルゲーム機器における法の規制が存在しないため、このような形を取った方が営業的に楽ということが考えられる(が、当然客の側から見れば好ましくない)。
また、違法営業ではあるが、いわゆるポーカー喫茶などの賭博ゲーム場においては、上位役の出現を通常時禁止しておき、店の人間の遠隔操作によってのみ出現するような機種や、設定により一定額以上の配当を禁止する(制限に引っかかると強制的にハズレにする。特にダブルアップのような付加機能に対して適用される)様な機種も存在する。
ただし、特定メーカーの機器においては、基本的にナチュラルディールによりゲームを進行しており、演出などは「カード現出が確定した後に、演出の可否を抽選する」方式を採っているため、上記のような指摘は誤りとなる場合があることにも留意が必要である(前兆やリーチ目などもメーカーによりけりとなる)。