胃癌を克服するためにできることがあります。



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早期胃癌の方は完全に胃癌を克服できるように、そして リンパ節転移や肝臓転移、肺転移、腹膜転移(腹膜播種)、骨転移や脳転移など転移が拡がっている進行胃癌、若い女性に多いスキルス胃癌の方、末期胃がんの宣告を受けた方もQOLを維持・向上し充実した人生が送れるよう、そして大幅な延命、治癒を目指せるようお手伝いできればと考えております。

メール相談は無料です。

皆様からのご相談をお待ちしております。

内視鏡的治療、腹腔鏡手術、外科手術


胃癌の治療方法

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胃壁は内側から「粘膜」「粘膜筋板」「粘膜下層」「筋層」「漿膜下層」「漿膜」で構成されています。このうち日本では「粘膜」から「粘膜下層」までの深さにとどまる胃癌を「早期がん」、「固有筋層」までの深さに達したがんは「進行がん」と呼んでいます

胃癌が粘膜内にとどまる早期がんの場合には内視鏡的治療でほぼ100%根治を目指せます。

また粘膜下層まで浸潤しているがんでも内視鏡的切除や比較的小さな範囲の外科切除(縮小手術)で90%以上は治すことができます。

リンパ節転移したり、浸潤が大きく深くなると定型手術が必要になってきます。また直接多臓器に浸潤がみられる場合には拡大手術(定型手術+多臓器合併切除)が必要となります。

第三群リンパ節転移や多臓器への転移(肝転移や腹膜播種、腹腔細胞診陽性など)が認められる場合には化学療法(抗がん剤治療)が治療の中心となります。

以下にステージ分類別の治療法の適応(出典:日本胃癌学会編/胃癌治療ガイドライン、改定第3版、金原出版)を示します。ステージ分類はこちらをご参照ください。

日常診療で推奨される進行度別治療法の適応

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胃癌の内視鏡的切除

内視鏡的切除の適応基準

「胃癌治療ガイドライン」による内視鏡的切除の適応基準は下記の通りです。

  • リンパ節転移の可能性がほとんどない
  • 腫瘍を一括で切除できる

一般的には2cm以下の大きさで肉眼的にみて粘膜内にがんがとどまっており、組織型が分化型であること、陥凹病変では潰瘍を伴っていないことなどが条件となります。

技術的に安全かつ確実に一括切除ができ、リンパ節郭清の必要がない病変であればより大きな病変や潰瘍瘢痕を伴う病変まで内視鏡的切除の適応となることがあります。

早期胃癌に対する内視鏡的切除

粘膜または粘膜下層にとどまる早期がんは1.の表在型に分類され、さらに隆起型(I型)と表面型(表面隆起型(IIa型)、表面平坦型(IIb型)、表面陥凹型(IIc型)、陥凹型(III型))に分けられます。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

内視鏡的粘膜切除術(EMR)は形が平らな表面型のがんを対象とした治療法でポリペクトミーから発展した治療法です。

早期胃がんのほとんどが隆起型であっても扁平な隆起(ポリープほどくびれがなく、高さも低い)、あるいは陥凹型であるためポリペクトミーではスネアと呼ばれる輪になったワイヤーが滑ってしまい胃がんを絞り込んでせつじょすることができないため、内視鏡的粘膜切除術(EMR)が開発されました。

具体的には粘膜下に生理食塩水を注入して腫瘍を浮き上がらせてポリペクトミーの要領で病変を切除します。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
2006年から保険適応になった治療法で、がんの切除範囲を定めて目印を付け、粘膜下層へ生理食塩水を注入して病変を膨らませ、ITナイフを挿入するため粘膜を小さく切開し、ここからITナイフを挿入しマーキングした切除範囲を切開し、剥離切除します。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の開発により、EMRでは困難だった大きながんに対しても内視鏡を使った切除が可能となりました。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など内視鏡的切除術では数%程度の確率で出血や胃壁の穿孔などがおこることがあるため短期間の入院を必要とすることがあります。

早期がんに対する内視鏡的切除後の病理検査

内視鏡所見や生検、内視鏡的超音波診断などの検査を内視鏡切除前に行ったとしても、がんの深さや脈管侵襲(リンパ管や血管へのがんの浸潤)の有無などを100%診断することは不可能です。

そのため胃癌の内視鏡的切除後には病理検査が行われ、顕微鏡で判定する組織学的診断がなされます。

病理検査の結果、予想以上にがんの浸潤がすすんでいたり、切断した腫瘍が低分化や未分化がんであったり、切断断端にがん細胞が認められることなどが分かった時には、がんの取り残しの可能性があるため開腹手術が必要となることがあります。

胃癌の手術療法

胃癌の腹腔鏡手術

腹腔鏡手術(腹腔鏡下手術)は、お腹に小さな穴を開けて炭酸ガスでお腹を膨らませ内視鏡(腹腔鏡)を挿入し、テレビモニターの画像を見ながら鉗子(かんし)や電気メスを使って胃を周囲からはがし胃を創(ポート)から取り出し切除と吻合を行います。

腹腔鏡手術(腹腔鏡下手術)のメリットは傷口が小さくて済むため術後の疼痛も少なく、美容的にも良好で、術後短期間で退院できる、腸閉塞の危険が小さいなど体への負担が少ないという点があげられます。

一方、腹腔鏡手術(腹腔鏡下手術)の欠点は特殊な技術・トレーニングを必要とし、外科医のだれもが安全に施行できるわけではない、つまり、どこの施設でも安全に腹腔鏡の手術が施行できるわけではないこと、病期の診断や細かな切除が難しいなどです。

したがって、腹腔鏡手術を勧められた場合には、腹腔鏡手術の専門医がいるのか、現在まで何例の治療経験があるのか、などを確認すると共に開腹手術と比較した長所、短所の説明を十分に受けて、腹腔鏡手術か開腹手術かを決定する必要があります。

現時点で、腹腔鏡手術は、手術に比べてリンパ節転移や腹膜転移の確認に劣るため、リンパ節転移や腹膜への転移が疑われるような、大きく、深達度の深い胃癌に対しては適応とならない事が一般的ですが、一部施設では開腹手術と同等の安全性や治療成績が得られるのかについて臨床比較試験が実施されています。

胃癌の開腹手術

胃癌の定型手術

胃癌の定型手術は胃の2/3以上の切除と第2群リンパ節(胃を養う血管に沿ったリンパ節)までのリンパ節郭清を行うことと規定されており、第3群リンパ節郭清は標準的な手術にはなりません。

定型手術では胃がんの位置やリンパ節転移の程度を考慮して、胃の下部(出口側)の2/3を切除する幽門側胃切除術を行うか、胃を全部切除する胃全的術を行うか決めます。

早期胃がん(早期胃癌)に対する縮小手術

定型手術と比べて胃の切除範囲とリンパ節郭清範囲を縮小したものを胃がんの縮小手術といいます。縮小手術はステージ1Aあるいは1Bの早期胃がんに適応されます。

縮小手術には第2群リンパ節郭清の範囲の違いにより縮小手術Aと縮小手術Bとに分けられます。縮小手術Aはがんが粘膜内にとどまりリンパ節転移がないと判断された場合に適応されます。縮小手術Bはがんが粘膜下層まで及んでいるがリンパ節転移が無い、あるいは腫瘍径が2cm以下で第1群リンパ節転移があるが縮小手術Bにより治癒が期待できる場合が適応となります。

胃癌に対する拡大手術

定型手術に他臓器合併切除あるいはリンパ節拡大郭清を加えた手術を胃がんの拡大手術といいます。胃壁の漿膜を超えて周辺の肝臓や膵臓、結腸などに直接浸潤している場合は他臓器の一部を合わせて切除します。また、大動脈周囲のリンパ節や縦隔内リンパ節郭清を行う拡大リンパ節郭清を行うことも拡大手術に含まれます。

肝臓や腹膜に転移した胃癌の手術

一般的にがんが他の臓器に転移(遠隔転移)した場合には既にがんが全身病になっているため手術は行わずに抗がん剤治療などを行いますが、狭さくにより口から食べ物が食べられなかったり、腫瘍からの出血のため極度の貧血になっている場合など症状改善を目的とした手術を行うことがあります。これを姑息手術(緩和手術)と言います。

胃がん患者さんの予後を改善する代替療法のススメ

当院では胃癌治療の副作用の軽減や再発・転移のリスクを抑えていくため、進行した胃がんの病状悪化を止め病状を改善するために積極的に代替医療を取り入れることをお勧めしています。通院が難しい方でも当院の代替医療を受けていただけます。詳しくは胃癌の無料相談をご利用ください。

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