膵臓癌の進行度の判断方法とは?


膵臓癌は原発巣の大きさやリンパ節転移の有無、遠隔臓器への転移の有無などにより、どの程度進行しているのか判断します。

進行度によって治療方針も変わりますので進行度を知ることはとても大切です。また膵臓癌の1年生存率についてもご紹介します。

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膵臓癌ステージと生存率


膵臓癌の進行度(ステージ)

膵臓癌の病期分類として、わが国では日本膵臓学会の「膵臓癌取扱い規約」と国際的なTNM分類に基づく分類とが多く用いられており、それぞれ若干の違いがあります。いずれもがんの深達度(がんの深さ)と転移の状況で進行度は決まります。

  1. 原発巣(深達度・大きさ):T因子
  2. リンパ節転移の有無:N因子
  3. その他の転移(遠隔転移)の有無:M因子

膵癌取扱い規約(第5版)

原発巣(深達度・大きさ):T因子

膵臓癌がどの程度の深さまで達しているかにより分類されます。

膵臓癌原発巣の大きさ:T因子

T1
がん(癌)が膵臓の内部に限局し、大きさが2cm以下
T2
がん(癌)は膵臓の内部に限局しているが、大きさが2cm以上
T3
がん(癌)が膵臓の外部に浸潤している
T4
がん(癌)が膵臓周囲の大血管、神経叢、他臓器などに浸潤している

リンパ節転移の有無:N因子

膵臓癌をリンパ節転移の有無により分類します。リンパ節はがんがリンパ管内を流れ、一気に静脈内に流入しないようにする関所のような役割を担っており、膵臓に近いリンパ節から順に一群~三群に分類し、どのリンパ節まで達しているかにより判断されます。

膵臓癌リンパ節転移の有無:N因子

N0
リンパ節転移ない場合
N1
一群(一次)リンパ節のみに転移がある場合
N2
二群(二次)リンパ節まで転移がある場合
N3
三群(三次)リンパ節にまで転移がある場合

その他の転移(遠隔転移)の有無

膵臓癌を肝臓転移や肺転移、骨転移、腹膜播種など遠隔転移の有無により分類します。

膵臓癌遠隔転移の有無:M因子

M0
遠隔転移なし
M1
肝臓、腹膜、肺、遠隔リンパ節などの遠隔転移がある

膵臓癌の進行度(ステージ)の表

深達度、リンパ節転移の有無、遠隔転移、の項目ごとに該当する進行の程度をもとめ、そのうちで最も高いものをもってがんの病期(ステージ)とします。

膵臓がん進行度 日本膵臓学会 膵癌取扱い規約(第5版)

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UICC TNM分類第6版

原発巣(深達度・大きさ):T因子

T1~T3までは膵癌取扱い規約と同様ですが、上皮内にとどまる場合の定義とT4の定義が異なります。

Tis
がん(癌)が上皮内にとどまる
T4
がん(癌)が腹腔動脈本幹もしくは上腸間膜動脈へ浸潤している

リンパ節転移の有無:N因子

N0
所属リンパ節転移ない場合
N1
所属リンパ節転移がある場合

その他の転移(遠隔転移)の有無

M0
遠隔転移なし
M1
肝臓、腹膜、肺、遠隔リンパ節などの遠隔転移がある

膵臓癌の進行度(ステージ)の表

深達度、リンパ節転移の有無、遠隔転移、の項目ごとに該当する進行の程度をもとめ、そのうちで最も高いものをもってがんの病期(ステージ)とします。

膵臓がん進行度 UICC TNM分類第6版

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膵臓癌は進行度によって治療法は異なります

膵臓癌の治療はがんの進行度によって異なってきます。そのため担当医師から進行度について正しい説明を受けることが大切です。

膵臓癌の予後

膵臓癌のステージ別の1年生存率

■膵癌全国登録調査報告による治療法別の生存率

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上の表は、すい臓がんの治療別1年生存率を表したものです。

この表をご覧に頂きますとすい臓がん治療の非常に厳しい現実をご理解いただけると思います。

1年生存率とは、1年間再発しないということではなく、衰弱しても生存していればカウントされる数値で(状態はともかく)治療開始から1年後に生存している人の割合です。

手術ができた場合きれいに癌を切除ができても1年生存率はわずかに50%、取り残しがあった場合には13.7%に下がります。

手術ができなかった場合には1年生存率がわずか9.5%にしか過ぎないのが膵臓癌なのです。

膵臓癌治療の成績が良い成績だと考える人は少ないでしょう。

現状では膵臓がんが発見された時点で肝臓転移や肺転移など遠隔転移が見つかる人が半数にのぼります。これらの人は診断を受けた時点で手術を行えないことがほとんどであるため、何も治療をする前から余命3ヶ月、半年などと宣告を受けてしまう方も珍しくないほど膵臓癌の治療は困難なものなのです。

膵臓癌手術後の予後を改善するために

手術は技術的にも難しく、また早期のすい臓癌でも再発率が高いことはご理解いただけたかと思います。

当院では術後の予後を改善するために積極的に代替医療を取り入れることをお勧めしています。詳しくは膵臓癌の無料相談をご利用ください。

 

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