胆管癌を克服するためにできることがあります。

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手術できた胆管癌の方は完全に胆管癌を克服できるように、そしてリンパ節転移や肝臓転移、肺転移、骨転移、腹膜播種など進行した胆管癌の方、あるいは末期胆管がんと宣告された方もQOLを維持・向上し充実した人生が送れるよう、そして大幅な延命、治癒を目指せるようお手伝いできればと考えております。

放射線療法・化学療法


胆管癌の放射線療法

放射線治療の目的-胆管癌の治療

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放射線療法は放射性物質から出るγ線や大型の加速器により人工的に作り出したX線などをがん細胞に照射することによって、がん細胞に損傷を与え、がん細胞を死滅させる治療法です。

胆管癌に対する放射線治療では身体の外から放射線を照射する外部照射と、手術中におこなう術中放射線照射があります。

胆管癌は放射線に対する感受性が低いので放射線治療だけ根治させることは無理ですが、がん細胞にダメージを与え分裂・増殖ができないようにし、できれば殺しながら再増殖までの期間をかせごうという意図の治療になります。胆管がんに対する照射では鎮痛効果も期待できます。

骨転移・脳転移への放射線療法

胆管癌の骨転移や脳転移に伴う痛みなどの症状を和らげるために放射線による症状緩和治療が行われることがあります。

骨転移(転移性骨腫瘍)や脳転移(転移性脳腫瘍)などの転移巣に対する放射線治療の主な目的は痛みや神経症状のコントロールになります。

放射線治療の副作用-胆管癌の治療

正常な細胞に放射線が照射されると正常な細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。 副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくるものとがあります。

一般的には吐き気や嘔吐、食欲不振、白血球減少などが見られることが多くなります。また胃や腸の粘膜が荒れて出血することもあります。

胆管癌の化学療法(抗がん剤治療)

化学療法(抗がん剤治療)の目的-胆管癌の治療

胆管癌の根治手術後に再発予防を目的として術後補助化学療法(抗がん剤治療)を行うことがあります。

また、胆管癌の手術を試みたが取りきれなかった場合や、手術後に再発してしまった場合、そして肝臓転移や肺転移、腹膜播種など遠隔転移のため手術が不適応と判断された場合に化学療法(抗がん剤治療)が行われます。

胆管癌は非常に化学療法(抗がん剤治療)が効きにくいがんで、治療を行ったとしても腫瘍縮小効果や長期の延命効果が得られることはそれほど多くありません。

胆管癌治療に用いる代表的な化学療法(抗がん剤治療)

塩酸ゲムシタビン(ジェムザール:GEM)

ジェムザールは、現在胆管癌の化学療法(抗がん剤治療)において第一選択肢となることが多い抗がん剤です。化学療法初回治療例に対する第II相試験において奏効率は17.5%、生存中央値は7.6ヶ月、1年生存率は25%でした。

ジェムザールの投与方法は点滴静注で、週1回の注射を3回繰り返し1回休むという方法を繰り返します。しかし、副作用や症状の改善度などを見ながら、隔週投与などに変更するなど投与法の調整を行う場合があります。

主な副作用に白血球減少・血小板減少・悪心(気分が悪くなる)・嘔吐(もどす)・肝機能低下・倦怠感などがあります。

テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(ティーエスワン:TS-1)

TS-1(ティーエスワン)という抗がん剤が新たに胆管癌に対しての保険適応が認められて使用できるようになりました。がん細胞の中に取り込まれて5-FU(一般名フルオロウラシル)という抗がん剤に変わるというメカニズムを持っていて、「プロドラッグ」と呼ばれます。

TS-1(ティーエスワン)は内服タイプ(飲み薬)の抗がん剤で、胃がんの治療で多く使われています。

主な副作用に白血球減少・血小板減少・貧血・悪心(気分が悪くなる)・嘔吐(もどす)・肝機能低下・倦怠感・食欲不振・下痢・口内炎・色素沈着などがあります。

化学療法(抗がん剤)の副作用-胆管癌の治療

骨髄毒性-白血球減少(好中球減少)、赤血球減少、血小板減少

胆管癌の抗がん剤治療により血液をつくる細胞がダメージを受け、白血球減少や赤血球減少、血小板減少などの副作用を高頻度で生じます

白血球減少(好中球減少)が起きると肺炎などの感染症を起こしやすくなります。また発熱が続くこともあります。

赤血球が減少することで貧血になったり、血小板減少により出血しやすくなったり、あざができやすくなったり、注射の跡が消えにくくなるなどの副作用が現れることがあります。

これらの副作用を骨髄毒性といいます。骨髄毒性は目に見える副作用ではないため一般の方は軽視しがちですが、実は命にかかわることが少なくない副作用ですから抗がん剤の投与中は注意深く骨髄毒性が許容範囲内であるかをチェックする必要があります

吐き気・嘔吐・下痢

胆管癌治療で抗がん剤治療を行った場合吐き気や嘔吐、下痢をする方がいらっしゃいます。

場合によっては極度の脱水症状により衰弱してしまう可能性もありますから注意が必要です。

その他の副作用

胆管癌治療で用いられる抗がん剤の副作用として、動悸や息切れ、体のむくみ、筋肉や関節の痛みなどが現れることがあります。

手足症候群といって手のひらや足の裏に刺すような痛みがあったり、手足の感覚がまひしたり、皮膚の乾燥やかゆみ、変色などの症状が現れることがあります。

口内炎や倦怠感(だるさ)、皮膚や爪の変色、味覚障害、肝機能障害なども副作用で現れることがあります。

胆管癌治療における化学療法(抗がん剤)の効果判定

化学療法(抗がん剤治療)を続けるか止めるか

抗がん剤の治療を行う際にの目的は「がんの縮小、そして延命」、「癌の進行を止める」「癌による痛みの軽減などQOLを改善する」などになります。

治療効果が十分で、副作用が軽微であれば治療を続けるメリットは大きいと思います。

一方で治療効果がなく、副作用が強く苦しみが増しているのであれば治療を続けることが患者さんにとって大きな負担となり、時に死期を早めてしまうリスクもはらんでいます。

抗がん剤治療を行う際には治療効果が得られているのか冷静に判断をすべきです。

また抗がん剤治療は体への負担が大きいため以下のPS(全身状態)を参考に治療を行う条件を満たしているかも確認が必要です。

以下に一般状態判定基準、効果判定基準を示しますので参考にしてください。

一般状態判定基準

■一般状態判定基準

0
無症状で日常生活に支障のないもの
1
症状はあるが、日常生活に支障のないもの
2
就床を必要とするが、日中50%以上の日常生活が可能と考えられるもの
3
日常生活は可能であるが、日中50%以上就床を必要とするもの
4
1日中ほとんど離床不能なもの

PS0~3が化学療法治療対象となるが、PS3は予後が悪いことが多く薬剤感受性の良い腫瘍やPS2に近い3の症例に限った方が安全である。

治療の効果判定

■固形癌効果判定基準(RECIST)

CR(著効)
腫瘍が全て消失した状態が4週間以上継続している。完全寛解ともいう。
PR(有効)
腫瘍が50%以上(半分以上)縮小している状態が4週間以上継続している。
NR(不変)
効果がPRには満たない、あるいは、増悪が以下のPDに当てはまらない。すなわち、腫瘍の縮小が半分にまで至らないか、25%以内の増大におさまっている。
PD(進行)
腫瘍の25%以上の明らかな増大。あるいは他の病変の出現・増大

※一部の腫瘍が縮小した場合でも、他の部分が新たに出現あるいは増大した場合には進行と判断します。

胆管癌の化学療法の副作用軽減・予後を改善するために

胆管癌は放射線療法や化学療法(抗がん剤治療)だけでは効果が十分得られにくいため進行を抑えるにも限界があります。

当院では胆管癌の放射線療法や化学療法(抗がん剤治療)による副作用の軽減、及び予後を改善するために積極的に代替医療を取り入れることをお勧めしています。詳しくは胆管癌の無料相談をご利用ください。